茂田井武がパリを描いた幻の画帳、いま、よみがえる。
天才と称されながら、短い活躍ののち惜しまれつつ急逝した童画家、茂田井武。ぬくもりのある筆致や詩情あふれるモチーフは、現在も多くのファンを魅了し続けています。その茂田井が20代にパリで描き綴った画帳が「ton paris」(トン・パリ)。市場、遊園地、安酒場……1930年代のパリの空気を水彩や色鉛筆で優しく鮮やかに写し取った若き日の絵日記は、画家のエッセンスが凝縮したかのような存在感を放ちます。現存する画帳の全ページを掲載し、資料として作品解説・関連地図・略年譜・未発表原稿を収録した、ファン待望の画集。
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