宮沢賢治イーハトーブ賞の筆者の自伝的童話 もし賢治が海の人だったら、川から森へ思いをめぐらせ、きっと、こんな物語を書いた―― カキじいさんは、なんでも知っている 「川の水と海の水がまじりあう、しげぼうの海って、いのちの十字路なんじゃよ。」カキじいさんはそういうと、ひくい声で歌いだしました。