おおみそか。笠が売れず、年越しの魚やお餅を買うことができなかったおじいさん。帰り道、雪にまみれたおじぞうさまを見つけ、持っていた笠を丁寧にかぶせていきました。その夜、おじぞうさまが素敵な恩返しをして――
よみきかせ日本昔話、冬の巻、3、4歳児向けは、もっとも人気のある昔話のひとつ、「かさじぞう」。文は青い鳥文庫「若おかみは小学生!」 シリーズで人気の令丈ヒロ子氏、絵は味のある表情を持つ木彫りが野村たかあき氏が担当。しんしんと降る雪の風景、そして、愛くるしいおじぞうさまの表情が、読者をぐっと物語に引き込んでくれます。きっと、こどもたちは「年越し」や「おじぞうさま」が大好きになることでしょう。
短いお話の〃おなはしもうひとつ〃は「じゅうにしのはじまり」。年末になれば、家族で盛り上がること間違いなし。来年の干支は、どのように決まったでしょうか? 短くてわかりやすい文章とユーモラスに描かれた動物たちが魅力です。
+ もっとみる