よみきかせ日本昔話4~5歳むけ夏の巻。
子どもがいなくてさびしく思っているおじいさんとおばあさんが、神さまにお願いすると、ある日おばあさんの親指がぷっくりふくれ、小さな男の子が生まれました。
ふたりはこの子に「いっすんぼうし」と名づけ大切にそだてます。かしこく、りっぱな若者に成長しますが、大きさは小さいまま。
ある日、いっすんぼうしは「京の都へでたい」といいだし、針の刀を腰に、おわんの船を箸の櫂でかきながら旅立ちます。
京で、大臣さまのお姫さまのお相手として召し抱えられたいっすんぼうし。
ある日、お姫さまのお供で清水寺へいくと、あらわれたのは3匹の鬼。
みんながお姫さまを置いて逃げてしまう中、いっすんぼうしは、ゆうかんにお姫さまを守ります。
そして鬼が残していった打ち出の小づちを、お姫さまがふるうと……!?
令丈ヒロ子さんの文、堀川理万子さんの絵で描きだされるいっすんぼうしは可愛く元気。とくに、いっすんぼうしがぐんぐん大きくなるシーンはわくわくします!
*おおよそ5分ほどでよみきかせることができる長さです。
*おまけの短いお話「おはなしもうひとつ」は、「したきりすずめ」を掲載。
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