夜明けと白と屍の病
その感染症に罹患した者は、身体全体が白くなる。
肌も髪も睫毛も、瞳孔さえも。
そしてアンデッド(「死なない身体」)に変化するーー
何処に行けば君を見失わずにいられるのだろう?
逃れられない罪を償うにはどうしたらいいのだろう?
伝染病の噂、宗教と信仰、水の汚染、止まない雨、あらゆる厄災と悪意が満ち、世界の終わりが近づくーー、
ーー白倉由美の最新作は、マジックリアリズムのように絡み合った世界を歩むための物語。
カバーイラスト:鶴田謙二
書店によって取り扱いがない場合もございますので、あらかじめご了承ください。電子書籍での価格は紙の本と異なる場合がありますので、詳しくは各電子書店でご覧ください。