脳の中の過程 解剖の眼

著:養老 孟司
定価:1,221円(本体1,110円)

眼球創造計画、動物伝説、ユニコーン、ウオノメ、バカの壁……“無駄”なものこそ面白い! 養老流生命論の妙味を堪能せよ。
脳の機能と解剖学の歴史から科学の本質とその未来を考察、生物の眼の進化から官僚組織の功罪と人間を超えた倫理を導き、ユニコーンの角とヒトの毛だまりに“無益な”学問の悦びを見出す。「馬鹿(バカ)の壁」の初出論考や読書論、自伝的エッセイも盛り込んだ、不世出の解剖学者による、生命の面白さの核心に触れる思索の精髄!
(解説:布施英利/中村桂子)

[目次]
 1 神経
脳の法則性と「真実」
ヒトの精神活動の博物学
脳の中の過程
文字はどこにあるか
 2 解剖
誰が解剖を始めたか
私の解剖学事始め
眼を創る
誤解の解剖学
 3 時間
ゲーテ『ファウスト』の今日の意味
モンテーニュと横井庄一の「孤独」
 4 博物
ユニコーンの角
動物伝説
知と性の毛だまり
ウオノメの話
柳の枝は、水面を察知するのだろうか?
 5 綺想
十で変人
図書館を書庫と割り切って
読書中毒
哲学と理解――馬鹿の壁
剽窃と現場
 6 発生
発生における時間のずれと進化
咀嚼器の進化と感覚器

あとがき

解説 最後の解剖学者 布施英利
学術文庫版への解説 自然・生命・人間をより面白く 中村桂子

脳の中の過程 解剖の眼

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