中世の春

豊饒な光を浴びて、みずみずしい知的感受性が翼をのばして自由に羽ばたいていた12世紀は、ヨーロッパ精神が誕生する未曾有の創造的・造型的な時代であった。ラテン語作品の内側から、知的総合性を特色とする12世紀の多様な精神を射して中世の春の世界を浮かび上がらせた精神史研究。

【目次】
緒論
人文主義の理念──ソールズベリのヨハネス
美と超越──サン・ヴィクトルのフーゴー
自然の発見──ベルナルドゥス・シルウェストリス
形象と寓意──リールのアラヌス
西洋中世とイスラム──ペトルス・ウェネラビリス

中世の春

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