創造力の論理 テクノ・プラクシオロジー序論 カント、ハイデガー、三木清、サルトル、…から、現代情報理論まで
「想像力」は理性や知性に比べて低位の能力とされてきたが、今日では逆に基礎能力、それ以上に、動物にはあり得ない人間存在に固有の全体「構想力」とされるようになってきた。今日・今後の技術と情報に溢れかえる時代と文明を、この「想像力・構想力」をより生産的で強靭な「創造力」へと拡充することによって正しく方向づけていくには、どうすべきか。近現代の諸哲学とともに考える。
【目次より】
要旨
序 構想カ・想像カ・創造力
第一章 基準の創定、世界の賦活 カント
補章 カントとカッシラー 象徴概念をめぐって
第二章 世‐開・リヒトゥングへと「構」え「想」う ハイデガー
第三章 〈exhibitio originaria〉(世界の根源的‐自己形成) 三木清
第四章 世界の意味を現働化する:〈reel〉と〈irreel〉の弁証法 サルトル
第五章 〈vivre l'invecu〉(非‐生を生きる)、「語れ、飛べ、創れ!」 バシュラール
第六章 創造者は現象を救う、〈image a priori〉 の脱‐弁証法 シモンドン
第七章 知覚と創造、潜勢秩序の現働化 ボーム
第八章 無意識の魔術、「異」と「同」と新たな「類」の創定 アリエティ
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