宮田光雄思想史論集2:キリスト教思想史研究
聖書と信仰に関する重要な課題、キリスト教と国家、政治との関わりなど、キリスト教をめぐる諸問題に社会科学的・問題史的視点を加味して多角的に掘り下げた学際的論考一二篇。
【目次より】
I
1 論争の中の《山上の説教》 解釈の歴史とその諸類型
2 予定説と万人救済説 宗教改革者、内村鑑三、カール・バルト
3 宗教改革の精神と現代
4 現代社会における教会革新
5 ローズンゲンの精神史
II
6 国家と宗教
付論 アウグスティヌスの政治宗教批判
7 自由への大いなる歩み M・L・キングの思想と行動に学ぶ
8 十字架とハーケンクロイツ ドイツ教会闘争の政治学
付論 祈ることと正義を行なうこと
9 宗教政党と政教分離 西ドイツの場合
10 社会主義社会の国家と教会 東ドイツの場合
付論 東ドイツ末期の国家と教会
11 無神論社会で《非宗教的》に生きる 東ドイツのボンヘッファー像
終章 エキュメニカルな一致を求めて 『義認の教理に関する共同宣言』をめぐって
あとがき 解説と解題に代えて
書店によって取り扱いがない場合もございますので、あらかじめご了承ください。電子書籍での価格は紙の本と異なる場合がありますので、詳しくは各電子書店でご覧ください。