共同討議 ドストエフスキーの哲学

19世紀ロシアの大文豪にして思想家ドストエフスキーの哲学的な意味を、和辻、高坂、唐木、西谷、森の5人が徹底的に読み解いた快著。

【目次】
第一章 ドストエフスキーとその時代  唐木順三
ドストエフスキーの哲学的意味
将来の哲学への示唆
ドストエフスキーの思想的境位
ドストエフスキーの生涯
ドストエフスキーの芸術
ドストエフスキーの思想
『おとなしい女』
ドストエフスキーにおける芸術と哲学の葛藤 リアリティの問題
ドストエフスキーにおける主体的リアリズム
第二章 ドストエフスキーにおける「人間」の問題  西谷啓治
ドストエフスキーの人間観
ドストエフスキーの人間観と人間としてのドストエフスキー
ドストエフスキーの人間理念
ドストエフスキーにおける美の問題
ドストエフスキーの自由観
美と愛の問題
ニーチェとドストエフスキー
悪魔の問題 スタヴローギンの解釈
自由と自殺について
ドストエフスキーと哲学者たち
第三章 ドストエフスキーにおける「革命」の問題  高坂正顕
人間とロシア的なるもの
ロシアと西欧
社会主義と革命
ドストエフスキーと西欧精神
ドストエフスキーと社会主義
スラヴォフィールとインテリゲンチャ
予言者ドストエフスキー
第四章 ドストエフスキーにおける「神」の問題  森 有正
神の問題
罪悪の問題
キリストの問題
信仰の基礎としての共同存在
罪と共同存在
世界悪と復活
ロシア的宗教性の特質

第五章 ドストエフスキーと現代  和辻哲郎
ドストエフスキーの残した問題
倫理の世界と合理主義
倫理と宗教
知性と宗教
絶対の立場と相対の立場
ドストエフスキー受容の問題
ドストエフスキーと新しき哲学
参考文献

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