無色騎士の英雄譚 3

 ニート率いる部隊の活躍により、インランド王国北方の国境で行われたロンブーツ教国軍との争いは終結した。戦争の論功で第三王子から勲功第一と讃えられたニートは、莫大な報奨金と共にトーリノ関門防衛司令官代理という新たな役職に就くことになる。報奨金に目がくらんでうっかり潤無を受諾してしまったニートは、納得のいかない部分を持ちながらもトリーノの街に赴任する。「防衛司令官代理」とはいうものの、実際にはトリーノ関門の事実上の責任者で、関門に逗留する1万人もの兵隊を直轄するだけでなく、商業区の管理なども行う、統治者としての抜擢だったのだ。嫌な予感が的中し、多忙な任務に追われることとなったニート。しかし、遠く離れたかの地で自分の帰りを待っているコゼットと幸せな未来を築くために、ニートは管理職としての職に励むのだが……。

©Yamamichi Uraga

無色騎士の英雄譚 3

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