小説 春待つ僕ら
引っ込み事案な美月は高校に入学しても、クラスに馴染めないでいた。学校には「イケメン四天王」と呼ばれるバスケ部員がいるが、ほかの女の子が騒ぐのを横目にアルバイトのカフェへ急ぐ日々。ところが「四天王」のひとりが突然、バイト先に告白にあらわれた!「何か大事なものが一つあれば強くなれるよ」小さいころバスケットコートでやさしく声をかけてくれた、あやちゃんの一言を胸に秘めながら、美月はすこしずつ変わっていく。
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