新版 大人の発達障害に気づいて・向き合う完全ガイド
【記入式シートと実例集で、発達障害の傾向と対応策がズバリわかる!】
最近、大人になってから対人関係の問題で悩み「自分は発達障害なのでは?」と専門外来を受診する人が増えているようです。発達障害に限らず、多くの精神疾患においても、対人関係やコミュニケーションの難しさは課題となっています。他の精神疾患かもしれませんし、無口でシャイな性格、社会経験のなさゆえということもあります。
発達障害が大人になってから明らかになるケースは年々増加していますが、発達障害を大人になってから発症する人はいません。問題となる対人関係の障害などについて、幼いころからなんらかの困難があったかどうかが重要です。自ら発達障害を疑う場合には、まず、幼児期からの自分を思い起こしてみてください。両親など家族の意見も参考になるでしょう。
本書では、基礎調査票の15項目の設問に答え、結果をグラフ化した評価シートで、発達障害かどうかの傾向をつかめます。一般向けなので専門性や特殊な知識を必要としません。本人だけでなく、その人をよく知っている人なら、だれでも活用できるものですが、診断用ではありませんので、結果によっては医師などの専門家に相談することをおすすめします。
大人の発達障害の人たちには、障害に気づき、向き合い、変わろうと努力すること、そして周囲の人たちも障害を理解し、本人の努力が生きるようなかかわりをしていくことが大切です。本書では発達障害の傾向のある人への対応方法もなるべく具体的に解説。周囲の人の支援の例も紹介しています。
*本書は2012年に発行した『大人の発達障害に気づいて・向き合う完全ガイド』をDSM-5(精神疾患の分類と診断・統計マニュアル)にあわせて見直した新版です。
*ここでいう、大人とは、高校卒業以上で、大学生も含みます。
【本書の主な内容】
第1章 大人の発達障害の基礎知識
●発達障害に気づいてほしい/●大人にもある発達障害/●併発しやすい病気や社会的問題行動
第2章 基礎調査票・評価シートと実例集
●基礎調査票と評価シートの使い方/●評価シートの解説と見方/●6つの実例に見る状況と気づき
第3章 対応方法の具体例
●本人ができること/●家族や周囲の人ができること
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