生類をめぐる政治――元禄のフォークロア

著:塚本 学
定価:1,100円(本体1,000円)

動物の殺生を禁じ、特に犬の愛護を強いて民衆を苦しめたとされる徳川五代将軍・綱吉。しかしそれは本当に将軍個人の思いつき=愚行にすぎなかったのか。「鉄砲改め」や捨子・捨牛馬の禁止などを含み「生類憐み令」と総称される政策が、当時の社会的要請に応えて発せられたことを論じ、「自然と人間の歴史」のなかで「元禄という時代」の意味を捉え直す。


<御犬様>政策は、将軍の単なる「愚行」だったのか?
「諸国鉄砲改め」や、捨子・捨牛馬の禁止などを含む「生類憐み令」の真意とは。元禄時代と綱吉政権への見方を一新した名著。

動物の殺生を禁じ、特に犬の愛護を強いて民衆を苦しめたとされる徳川五代将軍・綱吉。しかしそれは本当に将軍個人の思いつき=愚行にすぎなかったのか。「鉄砲改め」や捨子・捨牛馬の禁止などを含み「生類憐み令」と総称される政策が、当時の社会的要請に応えて発せられたことを論じ、「自然と人間の歴史」のなかで「元禄という時代」の意味を捉え直す。

※本書の原本は、1983年に平凡社より刊行され、その後、1993年に平凡社ライブラリー版として刊行されました。

生類をめぐる政治――元禄のフォークロア

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