構造主義進化論入門

著:池田 清彦
定価 : 本体920円(税別)

なぜ遺伝子操作で新生物を作れないのか? なぜ同じ遺伝子が、ハエでは複眼を、哺乳類では単眼を出現させるのか? ネオダーウィニズムでは説明不能な進化現象の数々。プラトン、ラマルク、ダーウィン、メンデル、ドーキンス……。進化論の系譜を再検証し、生物を記号論的に環境を解釈するシステムと定義することで、もう一つの進化論を構想する。(講談社学術文庫)


DNA至上主義のネオダーウィニズムと訣別し、生物=システムという観点から、革新的進化論を提唱する
「進化とは、偶然起こる遺伝子の突然変異が、自然選択で、集団のなかに浸透していく」ことではない!

なぜ遺伝子操作で新生物を作れないのか? なぜ同じ遺伝子が、ハエでは複眼を、哺乳類では単眼を出現させるのか? ネオダーウィニズムでは説明不能な進化現象の数々。プラトン、ラマルク、ダーウィン、メンデル、ドーキンス……。進化論の系譜を再検証し、生物を記号論的に環境を解釈するシステムと定義することで、もう一つの進化論を構想する。

科学が発展し、取り扱う現象が複雑になってくると、実体論ではうまく説明できないことが多くなってくる。生物の進化論におけるネオダーウィニズムは、実体論的色彩が強い理論である。ネオダーウィニズムはDNAそのものの進化理論としては、かなりイイ線までいった理論であるが、残念なことに生物はDNAではない。生物の進化を説明するためには、さらに関係論的な方向に、研究枠組みをシフトさせる必要がある。実体論から関係論への流れは科学の潮流といってもよい。構造主義進化論(構造主義生物学)もこの流れのなかに位置しているといえよう。――<「エピローグ 科学の挑戦」より抜粋>

※原本『さよならダーウィニズム 構造主義進化論講義』を改題

構造主義進化論入門

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