文明探偵の冒険 今は時代の節目なのか

著:神里 達博
定価:880円(本体800円)

いつの時代も、変化している。私たちはいつも、今は大変な時代だと思っている。では、人類史という長い目で見たら、今はどういう時代なのか。私たちが体験しているこの変化は、たとえば中世から近代への移行に相当するような大きなものなのか。それともよくある変化にすぎないのか。どうやったらそのことを知ることができるのか。気鋭の科学史家が、科学から歴史まで、文理の垣根を越えて飛びまわる愉快な知的冒険の書!


いつの時代も、変化している。
私たちはいつも、今は大変な時代だと思っている。

では、人類史という長い目で見たら、今はどういう時代なのか?
私たちは、たとえば中世から近代への移行に相当するような大変化の時代を生きているのか?
それとも、この変化は、ありふれた変化にすぎないのか?
いったい、どうしたらその答えを知ることができるのか?

さまざまな暦、占いといったちょっとアヤシイ領域から、科学的方法論の限界、私たちの時代認識の本質まで、文明探偵が縦横無尽に駆けめぐる愉快な知的冒険の書!


【目 次】

子の巻 節目としての暦
丑の巻 リスク社会の占い
寅の巻 時代の節目としてのオリンピック
卯の巻 プロフェシーとプロジェクト
辰の巻 科学と宗教の間
巳の巻 やっぱり予知はできないのか?
午の巻 科学をどうマネジメントするか
未の巻 関東大震災は予知できたのか
申の巻 芸術は文明を先駆ける
酉の巻 科学を推進するエンジン
戌の巻 歴史とは何だ?
亥の巻 世界を支配する「べき乗則」
陰の巻 時代と身体
陽の巻 時代とは何なのか

文明探偵の冒険 今は時代の節目なのか

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