世界史の中のパレスチナ問題
なぜ解決できないのか?難問の構造を歴史から読み解く15講。この一冊で中東問題のすべてがわかる!第1部パレスチナという場所、第2部列強の対立に翻弄されるユダヤ人とパレスチナ人、第3部「アメリカの平和」の終わりと始まり、という3部構成。パレスチナが2012年11月に国連総会で「国家」として承認されたが、イスラエルとアメリカという紛争当事国と関係国が認めていない以上、これ以上の進展は見込めないのが現状。
世界史ブームの中、現在最も深刻な様相を呈しているのはパレスチナという土地をめぐる政治的紛争です。イスラエル人とパレスチナ人の求める平和が、それほどかけ離れているとは言えません。アメリカ合衆国をはじめ大国が問題解決のために調停をしていますが、和平交渉に進展の兆しはみられません。
本書では、問題をどのように解決するかという視点からではなく、なぜこれまで解決できなかったのかという視点から根本的に考え直すことの必要性を説いてみます。そのための素材提供というささやかながら意欲的な試みを展開します。
書店によって取り扱いがない場合もございますので、あらかじめご了承ください。電子書籍での価格は紙の本と異なる場合がありますので、詳しくは各電子書店でご覧ください。