真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝

著:淵田 美津雄 編・解説:中田 整一
定価:869円(本体790円)

『永遠の0』百田尚樹氏激賞! 感動の書である。
戦争の持つ勇壮さと哀しみを知る戦士こそが、慈愛の真の意味を悟るのかもしれない。

海軍機動部隊の精鋭360機を率いハワイ奇襲作戦を陣頭指揮し、ミッドウェー海戦で重傷を負い、原爆投下直後の広島で被害調査に従事し、厚木基地にマッカーサーを迎え、ミズーリ号での降伏調印式に立ち会った淵田美津雄は、戦後キリスト教に回心し仇敵アメリカへ伝道の旅に出る。激動の時代を生き抜いた男の真実とは。

<オアフ平原を通して、真珠湾が見えて来た。「隊長、真珠湾が見えます」と松崎大尉は、息をはずませて報告して来た。「ウン、見える。松崎大尉、針を南に変えて、バーバース岬にもって行け」この指示を与えると、私は双眼鏡をとって真珠湾を注視した。いる、いる、三脚マスト、籠マストの戦艦どもである。私は1つ、2つ、3つ……と、目で追って胸で数える>――<本文より>

真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝

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