クラシック音楽は「ミステリー」である

著:吉松 隆
定価:922円(本体838円)

「言葉」を知ったら、今までは単に「声の羅列」にしか聞こえなかったものが、ジョークだったり、笑い話だったり、怪談だったり(猥談だったり)、ミステリーだったりすることに気付くように、音楽の裏には思いもかけない「世界」が転がっている。※本書は、2006年4月よりインターネット上に連載中のブログ「月刊 クラシック音楽探偵事務所」から抜粋し、書籍化にあたり加筆・再構成した作品です。


音楽はその仕掛けを知ったら、さらに面白い、全く別の世界が見えてくる。「言葉」を知ったら、今までは単に「声の羅列」にしか聞こえなかったものが、ジョークだったり、笑い話だったり、怪談だったり(猥談だったり)、ミステリーだったりすることに気付くように、音楽の裏には思いもかけない「世界」が転がっていることだってあるわけなのだ。 例えば、ただのきれいなピアノ曲だと思って聴いていた音楽が、実は暗号で書かれたラブレターだったとしたら? 架空の世界の夢物語と思っていたオペラが、実は、現実に起きた事件をそのまま描いた告発劇だったとしたら?  きれいな音楽を書いている作曲家が、実は、ひそかに連続殺人を企てていて、その計画が交響曲に組み込まれているとしたら? (「はじめに」より)

クラシック音楽は「ミステリー」である

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