交響曲入門
クラシック音楽の最高峰、交響曲のすべてがわかる!
おすすめディスクガイド付き
交響曲には「構造」と「論理」がある。「交響曲の父」ハイドンからモーツァルト、ベートーヴェンをへてブラームス、ブルックナー、マーラーへ。前代の課題を引きつぎつつ交響曲というジャンルに自らの個性を加えてゆく各作曲家の創意と工夫の跡を丹念にたどりながら名曲の高峰を経巡る、もう一歩深い鑑賞への誘い。
【目次】
目次
まえがき─クラシック音楽の聴き方
第一章 誕生
1 器楽の新しい波
2 交響曲への道
第二章 交響曲の雛形─ハイドン
1 ハイドンの交響曲創作の流れ
2 交響曲のプロトタイプ─交響曲第九五番ハ短調
第三章 交響曲の確立─モーツァルト
1 中期の創作
2 高峰への登攀
3 「深き淵より」─交響曲第四〇番ト短調
4 器楽の王=ジュピター
第四章 ベートーヴェン
1 《エロイカ》の飛躍
2 古典主義芸術の粋 ─交響曲第五番
3 《運命》以後
4 最後の境地 ─《第九交響曲》
第五章 ポスト《第九》─シューベルトとベルリオーズ
1 シンフォニスト、シューベルト
2 《グレート》
3 ベルリオーズの《幻想》
第六章 ロマン派交響曲
1 メンデルスゾーンとシューマン
2 歴史に堪える交響曲 ─ブラームス交響曲第一番
3 ロマン派交響曲
第七章 ブルックナーとマーラー
1 ブルックナー
2 達成点 ─交響曲第八番ハ短調
3 マーラー
4 否定への意志 ─マーラー交響曲第六番イ短調《悲劇的》
5 総合 ─交響曲第九番ニ長調
第八章 国民楽派のシンフォニストたち
1 ドイツ音楽の拡散
2 ドヴォルザーク
3 チャイコフスキー
第九章 二〇世紀と交響曲の未来
註
ディスクガイド
あとがき

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