叢書 東アジアの近現代史 第4巻 ナショナリズムから見た韓国・北朝鮮近現代史
日本の植民地支配から、南北分断、1948年に成立した「韓国・北朝鮮」体制。日日本とアメリカ、あるいは中国とソ連、さまざまな国際関係の力学の中で、当初の北朝鮮優位から韓国優位へと時代が移ってゆく。その繊細な歴史の綾を読み解き、朝鮮半島のナショナリズムとはなにかをとらえる力作。
シリーズ第4巻は、「朝鮮半島のナショナリズム」をテーマに、東アジアの近現代史を考える一冊です。
日本の植民地支配から説き起こし、南北分断、そして現在に至るまでを、「ナショナリズム」をキーワードにして、読み解いていきます。
冷戦体制のもとで起きた南北分断。1940年代から60年代までは、北朝鮮優位のなかで、「統一」を視野に入れつつ推移します。
1970年代、80年代には、韓国が優位に立って、ナショナリズムにも変容がおきます。
そして90年代以降、中国が大国化する中で、朝鮮のナショナリズムは、どのような形で現在を迎えたのか。
朝鮮ナショナリズムと日本の関係は?
「南北統一」のゆくえとは?
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