「毒になる母親」を乗り越える11のリスト

著:金盛 浦子
定価:1,320円(本体1,200円)

「自分の人生の苦しみは、『毒親』だった実母のせいだ」「自分も、母親のような『毒親』になってしまうのでは……」現代女性を苦しませる、「母」という存在がもたらす害毒。その正体に迫り、不幸の連鎖を断ち切る方法を具体的に示す福音の書。「11の言葉のリスト」を日常で活用すれば、お母さん達を取り巻く不安を鎮め、わが子との関係を改善できる。現代のすべての母親必読の1冊!


 昨今「毒親」ブームが続いています。現在の自分の不幸は、「毒」を撒き散らすような親、とくに実母のせいだと主張する女性たちが増えています。そして、自らが母になっていく中で、「自分もそんな毒親になってしまうのではないか」という不安に脅えています。
 東京心理研究所を主宰する心理カウンセラーとして、34年間にわたって3000組もの親子の様々な問題に寄り添ってきた著者は、その間も社会の変化とともに幾多の親子問題が起きてきたものの、現在の毒親ブームはかつてない異質な現象だと言います。
 心理学的には、愛情は究極のところで「愛」と「怖れ」の2つに行き着きます。怖れからは、「不安」「不信」「否定」「怒り」などのネガティブ感情が派生します。現代という時代を生きる母親たちは孤立し、自己実現ができず、将来の保障も得られない中、怖れ(特に不安)に支配されています。
 その結果、毒親が本当に存在するのではなく、心の中にある怖れと不安から逃れるために、毒親を作り出しているのです。
 いかにしてそんな負の連鎖を断ち切り、幸せな家族関係を取り戻せるか、親子問題に10年、20年単位で関わり合っている専門家ならではの視点と具体性であるべき指針をやさしく指し示す、現代の若い母親たちの心を救う1冊です。

「毒になる母親」を乗り越える11のリスト

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