徳富蘇峰 終戦後日記

著:徳富 蘇峰
定価:3,080円(本体2,800円)

明治・大正・昭和を通じた大言論人・徳富蘇峰。平民主義を唱道して論壇に登場、一転して帝国主義の使徒となった蘇峰は、戦後、戦犯に指名されたが、終戦直後からその心境を赤裸々に綴った日記を残した。玉音放送の3日後より記録された日記は、無条件降伏への憤り、東條、近衛など政府首脳や軍部への批判、超然たる態度に終始した昭和天皇への苦言と戦争の行方を読み誤った自らの悔悟が率直に語られてた第1級の歴史史料である。


明治・大正・昭和を通じて言論人として活躍し、近代日本の歴史に多大な与えた徳富蘇峰。肥後の若き民権家として登場し、平民主義の唱道者として論壇に確固たる位置を占め、一転して帝国主義の使徒となった蘇峰は、戦後、戦犯に指名された毀誉褒貶の激しい生涯を送った。終戦直後からその心境を赤裸々に綴った「頑蘇夢物語」と題する全14巻に及ぶ日記は、直孫の徳富敬太郎氏が、60年にわたって保管してきたが、没後50年を前に初めて公開された。玉音放送から3日後の昭和20年8月18日朝より記録された日記には、無条件降伏への憤り、東條、近衛など政府首脳や軍部の無策への批判、戦争中も超然たる態度に終始した昭和天皇への苦言、そして戦争の行方を読み誤った自らの悔悟などが、率直に語られている。第1級の歴史史料を発掘した注目の書。

徳富蘇峰 終戦後日記

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