おーい、宗像さん
煩悩満載の純文学小説! 少年の心を持った中年男。それは、ガキか馬鹿か? 純粋か? この小説を読みながら、考えてみて下さい。
煩悩満載の純文学小説!
少年の心を持った中年男。
それは、ガキか馬鹿か? 純粋か?
この小説を読みながら、考えてみて下さい。
おーい、宗像さん、元気でやっているかい? ぼくのほうはなんとか生きているよ。哀しいこともつらいこともあった気がするけど、どう生きても大差がないということに、ようやく気がついたよ。生きていればいいんだよな。……
なんの役にも立ちそうにもないことに夢中になるのも、たぶん生きていくのが、息苦しくなるからだよ。期待すれば、その先に失望が待っていることも、ぼくらは気づいているし、ようやくのおもいで手に入れたものも、いつか色褪せるということもわかっている。つまるところは、うまくいかない人生のほうがおもしろい気もするよね。人生は、ながい時間をかけて、孤独をうめていく作業かもしれないな。――(あとがきより)
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