修験道
山岳を神霊、祖霊のすまう霊地として崇め、シャーマニズム、道教、密教などの影響のもとに成立した我が国古来の修験道――。筆者自ら現場に立ち合って調査した、臨場感あふれる興味深い論考。開祖役行者(えんのぎょうじゃ)が修行したとされる吉野を中心として、修験宗各派の教義と活動の場を詳細に比較研究し、「行」の重要な役割を浮き彫りにする。
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