近世日本国民史 西南の役(七) 西南役終局篇

著:徳富 蘇峰 その他:平泉 澄 装丁:蟹江 征治 装画:志賀 紀子
定価 : 本体880円(税別)

田原坂の激闘以後、転戦しつつ敗走せる薩軍、城山に籠城。九月二十三日夜、西郷隆盛諸将を営中に招き訣別の宴を開く。翌払暁、四面の官軍総攻撃を開始、西郷らは洞窟を出でて岩崎谷へ向う。乱弾忽ち西郷傷つく。西郷、別府晋介を顧みて「晋殿、もうここでよか!」と。すなわち跪坐し、襟を正して東天を拝す。時に五十歳。戦治まり猛雨一陣、城山の戦血を一洗。後人曰く、「西郷永く死せず」と。ここに士族の時代はその終焉を告ぐ。

近世日本国民史 西南の役(七) 西南役終局篇

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