水戸黄門(一)葵獅子(上)

著:村上 元三 装丁:亀倉 雄策 装画:中 一弥
定価:641円(本体583円)

名君の誉れ高い水戸光圀の人間像を浮き彫りにし、その生涯を描く長篇。全8巻。水子にされる運命だった千代松が、気弱な兄にかわって御三家・水戸家の世嗣と決まったのは、寛永11年、7歳のとき――千代松は水戸から江戸に移り、将軍・家光に拝謁し、9歳のときに元服する。そして、徳川左衛門督光国と名乗る……。


名君水戸光圀の人間像を浮き彫りにし、その生涯を描く歴史長編。御三家水戸家の世嗣として水戸から江戸に移り、九歳のとき元服して幼名千代松を改め、徳川左右衛門督光国と名乗る。江戸の上屋敷で文武の道に精進し、さらに市中で生きた学問を修める青年光国。右手に盃、左手に書物という光国が、前関白近衛衛信尋の息女尋子を妻に迎えたのは承徳三年春、二十七歳のときであった。〈葵獅子上下二巻 全八巻〉

水戸黄門(一)葵獅子(上)

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