太閤秀吉(六)
朝鮮戦役は初戦こそ勝ったが、補給路を絶たれて苦戦を強いられ、膠着状態に陥る。芳しくない戦果を打ちはらうかのように、秀吉は、大々的に吉野山の桜狩を挙行する。付添うのは、粉飾も打算もなく、献身的に彼の世話をし、最近の寵愛を独占する新しい愛妾・なべ。その間、淀君は第二子誕生、後年の秀頼であるが、はたして秀吉の子なのか。伏見城に移った晩年の秀吉を描く。<全8巻>
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