あの日この日(二)
常に偽らざる自己を語って、変遷めまぐるしい今世紀を生きてきた一私小説家の文学私史的自伝。野間文芸賞受賞作。現代文学を側面から解き明す手掛りと発見にみちた書として評価も高い。本巻では、「主潮」以下の同人誌時代、書けずに苦しんだ“新進作家”の頃、志賀直哉を追うようにして行った奈良での日々などが綴られる。
変遷めまぐるしい時代を生きた一私小説家の文学私史的自伝。現代文学を側面から解き明かす手がかりと発見にみちた名著。野間文芸賞受賞〈全四巻〉 (二):小田原中学の思い出から、「主潮」にはじまる同人誌の時代、書けずに苦しんだ「新進作家」のころ、志賀直哉を追っていった奈良での日々、さらに生家の没落までの期間を克明に綴る。
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