ひとりぼっちの監視哨

著:伊藤 桂一 解説:真鍋 元之 その他:亀倉 雄策 装丁:長尾 みのる
定価:330円(本体300円)

南海の島の監視哨で、たった一人の勤務を続ける上等兵と、脱走兵との心の触れ合いを描いた、表題作。一軍医の敵国人に対する、隔てなき人間的真情が部隊を救った「救援隊、湖畔を行く」など、7編を収録。人と人との暖かいつながりに視点を置いて、ユーモラスな事象を描き、その底に兵隊の深い哀しみを沈潜させた、戦場小説集。

ひとりぼっちの監視哨

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