小説 江戸歌舞伎秘話

著:戸板 康二 解説:小泉 喜美子 装丁:亀倉 雄策 装画:山本 武夫
定価:506円(本体460円)

「車引」の場で梅王丸・松王丸・桜丸の3兄弟は、赤の襦袢を着る恒例になっているが、五代目団十郎はあるとき白襦袢を着用してアッといわせた。団十郎に新趣向を思いつかせるには、陰にどんな事情があったか(「座頭の襦袢」)はじめ、歌舞伎研究で高名な著者が、江戸歌舞伎に題材を得てミステリ趣向をこらした14編からなる異色連作小説。


歌舞伎研究で高名な著者が、江戸歌舞伎に題材を得てミステリ趣向をこらした異色連作小説。「振袖と刃物」「座頭の襦袢」「美しい前髪」「種と仕掛」「幼馴染」「お七の紋」「女形と胡弓」など十四編。

小説 江戸歌舞伎秘話

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