細胞とはなんだろう 「生命が宿る最小単位」のからくり

著:武村 政春
定価:1,100円(本体1,000円)

人体37兆個、すべての細胞内でドラマが起こっている! そして、侵入者=ウイルスの視点から見てみると…? 生命観がガラリと変わる!

どのように誕生し、どう進化してきたのか?

巨大生物も微生物も、単細胞生物も多細胞生物も、あらゆる生物は細胞からできている。
脂質の膜で覆われたその内部では、いったい何が起きているのか?
DNAを格納し、増殖の場となる。
タンパク質をつくり出し、生命現象の舞台となる。
そして、ウイルスが感染し、病気を生じさせる現場にも……。
5つの主要パーツのしくみとはたらきを徹底的に掘り下げながら、生物に最も近い存在=ウイルスの視点も交えて語る新たな生命像。


〈本書の主役となる5つの主要パーツ〉
あたかも、ウイルスに侵入してくれと言わんばかりの構造をしている【細胞膜】。

ウイルスに容易に乗っ取られてしまうタンパク質合成装置=【リボソーム】。

ウイルスに瓜二つのエネルギー工場=【ミトコンドリア】。

新型コロナウイルスにもまんまと利用される輸送システム=【細胞内膜系】。

そして、細胞の“司令塔”たる【細胞核】にいたっては、ウイルスによって生み出された!?

細胞の機能としくみ、その一生はなぜ、現在の私たちを構成するあのような細胞となったのか?
そして、その進化の過程でウイルスが果たした役割とは?
──気鋭のウイルス学者が、「侵入者目線」で新たな細胞像を解き明かす、傑作サイエンスミステリー。


〈もくじ〉
プロローグ 細胞とはなんだろう

第1章 細胞膜──細胞を形づくる「脂質二重層」の秘密

第2章 リボソーム──生命の必須条件を支える最重要粒子

第3章 ミトコンドリア──数奇な運命をたどった「元」生物

第4章 細胞内膜系──ウイルスに悪用される輸送システム

第5章 細胞核──寄生者が生み出した真核細胞の司令塔

細胞とはなんだろう 「生命が宿る最小単位」のからくり

書店によって取り扱いがない場合もございますので、あらかじめご了承ください。電子書籍での価格は紙の本と異なる場合がありますので、詳しくは各電子書店でご覧ください。

書店在庫を見る

オンライン書店で見る