ホーキのララ
サラはひとりっ子の女の子。やさしいおとうさんとおかあさんにかわいがられてしあわせに暮らしています。
サラのおともだちはホーキのララ。ものおきの奥にねむっていた竹のホーキを見つけてから、それにララと名前をつけていつも一緒に庭で遊んでいるのです。
あるとき、サラは絵本の中で、ララとそっくりのホーキにまたがって空を飛んでいる魔法つかいの女の子を見ました。
その女の子が、ホーキに向かって、「飛ぶならお飛び、飛ばなくてもお飛び。」 というと、空を飛びはじめるのです。
サラは庭に出ると、さっそくホーキのララにまたがって女の子と同じことばをいってみました。「飛ぶならお飛び、飛ばなくてもお飛び。」 でも、ララは飛ぶどころか動きもしません。
サラはどうしても空を飛びたいと思いました。
そして……?
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