水の都 黄金の国

著:三木 笙子
定価:1,650円(本体1,500円)

海に浮かぶ街、ヴェネツィア。この地で友を亡くし、同じ悲しみを知る君と出会った。――時は明治。日本語講師としてイタリアに赴任した誠次郎は、下宿先の料理店で働く美青年・ルカとともに、迷宮都市で起きる様々な怪事件にかかわることになって――?


海に浮かぶ街、ヴェネツィア。
この地で友を亡くし、同じ悲しみを知る君と出会った。

時は明治。日本語講師としてイタリアに赴任した誠次郎は、下宿先の料理店で働く美青年・ルカとともに、迷宮都市で起きる様々な怪事件にかかわることになって――?

水上都市で起きる難事件を、二人は“智慧”と“情”で解き明かす。
マルコ・ポーロのように東方で財を成した大富豪が、見初めた花売り娘を探す「黄金の国」
ゴンドラに乗った仮面姿の怪人が、金貨をばら撒くという「水の都の怪人」
“カサノヴァ”とあだ名された男が、魚雷の設計図を盗んで消える「錬金術師の夢」
“ガリレオの望遠鏡”を逆さにのぞいたせいで失踪した米国人を探す「新地動説」

温かくて切ないミステリー

水の都 黄金の国

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