言霊たちの夜
大手ゼネコンに勤務する田中は、学生時代にボクシングをやっていたせいか、耳の調子が悪い。そのためか「外務省のお食事券」「好色選挙法」「妻は寄生虫」などと聞き違いをしてしまう。そしてそんな勘違いがテロ事件の要因に!? “言葉の魔術師”が送る「笑撃」の日本推理作家協会賞受賞後、第一作!
笑撃!
ページをめくる度に笑いが加速!!
言葉にまつわる勘違いが、大規模テロ事件へ?
“言葉の魔術師”が、自らと放送コード(?)の限界に挑んだ
日本推理作家協会賞受賞後、第一作!
大手ゼネコンに勤務する田中は、学生時代にボクシングをしていたせいか、耳の聞こえが悪い。そのため誤解から家を出た恋人の友人宅に電話をしても、「嫁は寄生虫」「ひがんで実家に帰っている」などと聞き違えてしまう。そして同じ時間、同じ場所に、やはり勘違いの甚だしい自称・カリスマ日本語教師がいた……。彼らの言動が、取り返しのつかない大惨事へ――。
「本来の力を備えた言葉を、古(いにしえ)の人は-言霊-と呼んだ――」
※この製品は、品切重版未定となっております。