「ひとたびはポプラに臥す」既刊・関連作品一覧

ひとたびはポプラに臥す

熱砂の大地に生命の輝きをみつめ、永遠の風を感じる深くゆたかな時間……長篇紀行エッセイ・スタート!
宮本輝がシルクロードを往く。

約1600年前、シルクロードの小さな王国に、仏教伝播の使命を秘めたひとりの少年が生まれた。その名は鳩摩羅什(くまらじゅう)。彼が歩いた道を、いつの日か自分もまた歩いてみせる──。20年来の夢を賭け、中国・西安からパキスタンのイスラマバードまで、6700キロの酷暑と砂漠の旅が始まった。広大な荒野に永遠の時間が流れる地、文明と民族の十字路シルクロードで、著者は何を見て、何を感じ、何を考えたのか。──豊富な写真とともに辿る「宮本輝のシルクロード」