節ひとつない檜材で２０年ごとに建て替えられてきた伊勢神宮。その清浄で質素で力強い姿は、日本人の魂の原風景である。伊勢神宮こそが、「日本古来」の建築の原型であるとの主張がなされてきた。明治以降、国家神道となったことによ…

神宮はいかにして日本美の象徴となったのか 明治初年、「茅葺きの納屋」とされた伊勢は、20世紀に入り「日本のパルテノン」として世界的評価を受ける。民族意識、モダニズム、建築進化論の交錯を読解する

性から社会を読み解く論集、待望の第2弾 桂離宮から中国の房中術、日本映画のなかの性まで、第2弾も、編者・井上章一氏の腕がさえる、異色かつ読み応えのある論考満載

「性」をキーワードに社会を読み直す試み 日本社会の歴史や文化を考えるとき、人々が性欲をどう扱おうとしたかという視点は、重大な鍵を握っている。避けられがちなテーマに挑む画期的な論考集、第一弾!

日本人は、この宗教をどう受容してきたのか？珍説奇説から歴史の古層を掘り起こす 由比正雪も大塩平八郎もキリシタン？仏教はキリスト教起源かその逆か？歴史に投影された珍説奇説を通して描く、受容の精神史。

いざ帰らん、ここはおいどんの大四帖半だ！大下宿館にも新しく下宿人が入ってきた。コワモテ緒方に、男勝りの林さん、それと薬屋の一人娘、岡田螢子。大四帖半の周りは急に賑やか、おいどんにも変化が…。