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政権変容論
セイケンヘンヨウロン
- 著: 橋下 徹

【橋下徹からのメッセージ】
政権「変容」? なんだそのワードは? と思われるでしょう。
それもそのはず、これは僕がつくった造語です。
普通は政権「交代」というワードを使います。
野党政治家は政権「交代」を目標にし、加えて現政権に批判的なメディア・評論家や学者たちも
口を開けば政権「交代」の必要性を説きます。
しかし、国民は本当に、政権「交代」を心底求めているのでしょうか?
漠然と政治が変わってほしいと思っているものの、自民党に政権を完全に去ってもらって、
今の野党に政権を担ってもらいたいとまで思っているのか。
ここが本書における、僕の問題意識の核心です。
【出版社からのメッセージ】
黒船なき令和の日本において、
革命なき安逸の日常のなかで、
はたして激烈な政権交代は起きるのか?
しかし、いま変わらなければーー
かならず日本は、沈む!
国民の声なき真意を掴み続ける百戦錬磨の戦略家、橋下徹。
時代を見定め、歴史を洞察し、日本人の本質を透徹した先に見えた
悪魔的リアリズム=政権変容。
2024年の選挙から、グレートリセットが始まる!
【本書の内容】
3つの衆院補選と静岡県知事選で自民党が惨敗し、立憲民主党が形の上では勝利した。
それをもって「政権交代近し!」と色めきだつメディアや評論家もある。
しかし、日本の政治をめぐる状況は、はそんな単純なものだろうか?
自民党の敗北は自滅であって、野党がみずからの力で勝利したとは言いがたい。
「政権交代」の風は本当に吹いているのか?
そうとは言えないことを、先日の都知事選が証明したのではないか。
「だからこそ、交代ではなく変容だ」
橋下徹はそう主張する。
今の自民党政権には嫌気がさしているけれども、
だからといって野党に政権を託すまでは考えていない。
これが国民の感覚ではないのか。
現政権がそのまま維持されることは嫌だが、交代までは求めていない。
国民が漠然と望んでいるものの正体を、橋下は本書で「政権変容」と名付ける。
「政権変容」が劇的に新しいのは、自民党がどうであろうと関係なく、
野党が腹を括って決断しさえすれば、次の総選挙で実現できるところだ。
そして「自公過半数割れ」が起きたとき、野党はどう振る舞うべきか?
どうすれば政治を大きく変えられるのか?
本書ではその道筋を緻密かつ大胆に解説している。
ⒸToru Hashimoto 2024
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書誌情報
紙版
発売日
2024年07月19日
ISBN
9784065366851
判型
新書
価格
定価:1,100円(本体1,000円)
ページ数
232ページ
シリーズ
講談社+α新書
電子版
発売日
2024年07月18日
JDCN
06A0000000000815160T
著者紹介
1969年東京都生まれ。大阪府立北野高等学校、早稲田大学政治経済学部卒業。1998年、橋下綜合法律事務所を開設。2003年「行列のできる法律相談所」にレギュラー出演開始。2008年、38歳で大阪府知事、2011年に大阪市長に就任。実現不可能と言われた大阪都構想住民投票の実施や、行政組織・財政改革などを行う。2015年、大阪市長を任期満了で退任。現在はテレビ番組出演や講演、執筆など、多方面で活動している。
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