アウグスティヌスの探求構造

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アウグスティヌスの探求構造
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内容紹介

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目次

  • まえがき
  • 序章 人称存在論的な自己認識論・他者認識論の試み
  • 第一章 『告白』冒頭の構造と「呼びかけ」
  • 第二章 「私が言い表せるようにあわれみたまえ」Miserere ut loquar 『告白』冒頭の構造に照らして
  • 序 一 〈構成図〉と〈先後関係表〉(『告白』一・一・一)に照らして 二 問題文1『告白』一・四・四と問題文2『告白』一・五・五―六 三 「しゃべり散らかし」garrireの区別 四 loquaces muti(饒舌+唖)の意味の検討 五 「私が言い表せるようにあわれみたまえ」とは
  • 第三章 アウグスティヌスにおける場所的表現の意味
  • 一 高い賛美と深い懺悔 二 「あなたから離れて私は外へ出て行った」 三 あなたから離れて、あなたのまなざしの中で、私は外へ出て行った 四 私から離れて、私のまなざしの外へあなたが出て行った 五 暗い思い 六 場所的表現の区別 七 場所的表現の連環(一~三) 八 第一巻冒頭と末尾の反響
  • 第四章 泣くことはなぜ甘美であるのか
  • 一 親友の死 二 三つの場面 三 第一の場面 四 第二の場面(一~三) 五 第三の場面
  • 第五章 『告白』の記憶論における場所的空間的探求の意味
  • 一 導入 二 問題提起 三 探す→見つけ出す 四 暗礁? 五 記憶の重層性 六 精神による自己の記憶 七 思いの記憶
  • 第六章 『告白』における時間論の構造
  • 一 はじめに 二 永遠と時間 三 時間論における場所的空間的表現 四 時間の三分法 五 時間の二重化 六 過ぎる・瞬間・時の間 七 時間論の順序 八 時間を測るとき、何を測っているのか 九 distentioと思い(affectio)
  • 第七章 『独白』冒頭の構造と「呼びかけ」
  • 一 『独白』冒頭の祈りの抄訳 二 デュ・ロワの研究 三 デュ・ロワの研究への批判と人称存在論的な構造分析の試み 四 tendereとadtendere 五 『独白』冒頭の構造と「呼びかけ」
  • 第八章 『独白』における他者認識と自己認識と神の認識との相関性
  • 一 はじめに 二 『独白』における他者認識と自己認識の関係 三 アリピウスの位置づけ 四 恐れと愛 五 親友の心の奥底 六 生きる究極の目的
  • 第九章 私はあなたへと信じる 『ヨハネ福音書講解』二九・六における信論の展開
  • 第一〇章 呼ぶ・呼びかける・呼び求める
  • 第一一章 アウグスティヌスにおける叫びの構造
  • 序 一 『告白』における叫びの数々 二 私は神へと叫ぶ 三 神は私へと叫ぶ 四 叫びと叫びとの呼応
  • あとがき
  • 索引
  • 英文要旨
  • (一部割愛)

製品情報

製品名 アウグスティヌスの探求構造
著者名 著:荒井 洋一

著者紹介

著:荒井 洋一(アライ ヨウイチ)

1949年生まれ。哲学者。東京学芸大学教授。九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得。文学博士。専門は、西洋中世思想史、中世キリスト教哲学。
著書に、『人生の星の輝き』『教養の源泉をたずねて』 『アウグスティヌスの探求構造』など、
訳書に『アウグスティヌス著作集19/II: 詩編注解4』(共訳)などがある。

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