近代ロシヤ政治思想史 西欧主義とスラヴ主義

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キンダイロシヤセイジシソウシ セイオウシュギトスラヴシュギ
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近代ロシヤ政治思想史 西欧主義とスラヴ主義
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内容紹介

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目次

  • 第一部
  • 第一章 西欧文明の挑戦に対するロシヤの応答
  • 第二章 ロシヤ精神史における「西」と「東」、インディヴィドゥアリズムとコレクティヴィズム
  • 第三章 チャアダーエフとその歴史哲学的問題提起
  • 1『哲学的書簡』――祖国への絶望 2摂理主義的歴史哲学 3『狂人の弁明』
  • 第四章 スラヴ派と西欧派の大論戦
  • 第二部 
  • 第五章 西欧派の系譜
  • 第六章 ペリンスキーとその無神論的社会主義
  • 1美的観念論から倫理的観念論へ 2現実との宥和 3ヘーゲル哲学との訣別 4人格主義と社会主義 5革命的西欧主義の形成
  • 第七章 バクーニンとその無政府主義
  • 1哲学的遍歴 2自由の福音 3社会と個人 4無政府主義的革命の理論と実践 5結論
  • 第八章 ゲルツェンのナロードニチェストヴォ
  • 1ヘーゲルを経てヘーゲルの彼方へ 2個人と社会 3歴史哲学 4二月革命に対する幻滅とその教訓 5西欧文明の批判 6祖国への精神的復帰 7結論
  • 第三部
  • 第九章 古典的スラヴ主義
  • 第十章 キレエーフスキー――ロシヤとヨーロッパの精神史的対比
  • 1処女作 2雑誌『ヨーロッパ人』と論文『十九世紀』 3『ア・エス・ホミヤーコフへの返答』 4『文学の現状の概観』 5『ヨーロッパ文明の性格とロシヤ文明に対するその関係について』 6『哲学にとっての新しい諸原理の可能性と必然性について』 7スラヴ主義の哲学者としてのキレエーフスキー
  • 第十一章 ホミヤーコフにおけるスラヴ主義の展開
  • 1ヘーゲル批判とスラヴ主義の哲学原理 2カトリシズムおよびプロテスタンティズムの批判と正教の教会・神学論 3歴史哲学――自由の原理と必然性の原理の相剋 4社会・政治哲学 5「聖ロシヤ」の民族的使命
  • 第十二章 ダニレフスキーの生物学的スラヴ主義
  • 1時代区分の問題 2文化=歴史類型 3文化=歴史類型の発展法則 4文明の衰退と滅亡。およびその測定法 5来るべきスラヴ文明の特色 6ロシヤとヨーロッパとの闘争の不可避性
  • 第十三章 附説 ロシヤ帝国主義のイデオロギーとしての汎スラヴ主義
  • 1スラヴ主義の堕落 2ダニレフスキーと汎スラヴ主義 3汎スラヴ主義に対する幻滅 4東方派の抬頭と汎アジヤ主義 5ネオスラヴィズム 6ソヴェト・汎スラヴ主義 7結論――革命的汎スラヴ主義の予言者たち
  • 第十四章 レオンチェフの反動的スラヴ主義
  • 1唯美主義的世界観 2自然主義的社会学 3宗教・倫理思想 4反動の政治網領
  • 第十五章 ドストイェフスキーにおけるスラヴ主義の甦生
  • 1人間学 2自由の悲劇的弁証法 3『大審問官物語』 4弁神論の問題5ヒューマニズムの危機 6個人と社会 7ナロードの発見 8正教とロシヤの世界史的使命 9結論
  • 参考文献について
  • 主要人名索引

製品情報

製品名 近代ロシヤ政治思想史 西欧主義とスラヴ主義
著者名 著:勝田 吉太郎

著者紹介

著:勝田 吉太郎(カツダ キチタロウ)

1928~2019年。政治学者。京都大学、奈良県立大学名誉教授。鈴鹿国際大学名誉学長。京都大学法学部卒業。専門は、ロシア政治思想史、ロシア精神史、アナーキズム。法学博士(京都大学)。
著書に、『近代ロシヤ政治思想史―西欧主義とスラヴ主義』『革命とインテリゲンツィヤ』『アナーキスト-ロシア革命の先駆』『ドストエフスキー』『知識人と自由』『革新の幻想-社会主義を問い直す』『革命の神話-社会主義に未来はあるか』『現代社会と自由の運命』『平和憲法を疑う』『平和病日本を撃つ』『敗戦後遺症シンドローム』『神なき時代の預言者 ドストエフスキーと現代』『宰相論』『民主主義の幻想』『時を読む 勝田吉太郎の警世嗟言』『民主教育の落し穴 戦後世俗化の風土を斬る!!』『勝田吉太郎著作集(全8巻)』『思想の旅路 神なき世紀の悲劇を見つめて』『文明の曲がり角』『核の論理再論-日本よ、どこへ行く』『甦るドストエフスキーの世紀 現代日本への警鐘』『ドストエフスキー』などがある。

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