資本主義はたんなる経済体制ではなく、それ自体一個の文明である。本書はこの文明の命運を社会主義経済体制の変化だけではなく、時代精神の変遷に重点をおいて解明し、資本主義解体の道程とその後に予想される社会類型にまで言及。そこに内在する諸問題を究明した論文集。 【目次】 一 資本主義(一九四六年) 二 戦後の世界における資本主義(一九四三年) 三 英国経済学者と国家管理経済(一九四九年) 四 今日における社会主義の可能性(一九二〇年) 五 英国ならびにわが国における社会主義(一九二四年) 六 共産党宣言の社会学と経済学(一九四九年) 七 私的企業の将来(一九四六年)──現代の社会主義的傾向に直面した 八 社会主義への前進(一九五〇年) あとがき 増補第二版あとがき
マルクスが日本に生まれていたら
出光 佐三
ブルジョワ 近代経済人の精神史
ヴェルナー・ゾンバルト,金森 誠也
ヨーロッパの地理哲学
マッシモ・カッチャーリ,上村 忠男
数奇伝
田岡 嶺雲
ティリッヒと弁証神学の挑戦
芦名 定道
共同討議 ドストエフスキーの哲学
和辻 哲郎,高坂 正顕,森 有正,西谷 啓治,唐木 順三
ブルシット・ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか
酒井 隆史
仕事
今村 仁司
宮田光雄思想史論集1:平和思想史研究
宮田 光雄
キリスト教と階級闘争(フォルミカ選書)
ベルジャエフ,宮崎 信彦
イラスト学問図鑑 こども経済学
池上 彰
黎明 日本左翼史 左派の誕生と弾圧・転向 1867ー1945
池上 彰,佐藤 優
1883~1950年。オーストリア・ハンガリー帝国の経済学者。企業家によるイノベーション(革新)の経済成長への影響を理論化した。著書に、『経済発展の理論』『経済学史 : 学説ならびに方法の諸段階』『租税国家の危機』『景気循環論 : 資本主義過程の理論的・歴史的・統計的分析』『資本主義・社会主義・民主主義』『経済分析の歴史』などがある。
1915~1998年。経済学者。大阪大学名誉教授。東京帝国大学法学部卒。大阪大学経済学博士。著書に、『ス・フ織物規格と解説』『シュムペーター体系研究 資本主義の発展と崩壊』(日経・経済図書文化賞受賞)『経済学史』『自由・公正・市場 経済思想史論考』など、訳書に、J.M.ケインズ『人物評伝』(共訳)『ケインズ全集 第10巻 人物評伝』ヴァルター・オイケン『経済政策原理』シュムペーター『資本主義と社会主義』サミュエル・ホランダー『アダム・スミスの経済学』(共訳)シュムペーター『今日における社会主義の可能性』シュムペーター『理論経済学の本質と主要内容』(共訳)などがある。