精選された宝石群のような美しい16篇の作品をどんな呼称で読者に紹介しようか。童話のような小説集? 小説のような童話集? これはやはり、読者の皆様に決めていただくのが一番だ。作者独自の明るく澄んだメルヘンのせかいに陶酔しきった皆様が、さてなんとおっしゃるか、ご感想が楽しみだ。串田孫一による挿画も収録。 【目次】 日光魚止小屋 ユングフラウの月 谷間のヒュッテ 分教場だより 森はわが家 焼岳の月見 夏の夜の記録 コブシの村 私のスケート靴 赤い木の実 ゆめのかげ むだでもない買物 カンビン 水のほとり 周参見の旅 湖上の宿 あとがき
夫妻集
小野寺 史宜
魔食 味見方同心(二) 料亭駕籠は江戸の駅弁
風野 真知雄
バリ山行
松永K三蔵
プライド2 捜査手法
濱 嘉之
うつし絵 大岡裁き再吟味
辻堂 魁
の、すべて
古川 日出男
捻れ家 古道具屋 皆塵堂
輪渡 颯介
きらめきを落としても
鯨井 あめ
小説 ドキドキ!プリキュア
山口 亮太,東堂 いづみ,高橋 晃
鴉の箱庭 警視庁捜査一課十一係
麻見 和史
逆境 大正警察 事件記録
夜弦 雅也
猫弁と狼少女
大山 淳子
1915~1993年。児童文学者。元帝塚山学院大学学長。関西学院専門部文学部哲学科卒業。巖谷小波文芸賞受賞。小説、戯曲、詩、絵画の多方面で活躍し、関西文壇をリードした。著書に、『子供のデッキ』『ロッテルダムの灯』(日本エッセイスト・クラブ賞受賞、大阪府藝術賞)『星の牧場』(産経児童出版文化賞、野間児童文芸賞、日本児童文学者協会賞)「雲の中のにじ」(NHK児童文学奨励賞)『アレン中佐のサイン』(赤い鳥文学賞)『アルファベット群島』(赤い鳥文受賞)など、多数ある。