絶対知の問題を巡るフィヒテ、シェリング、ヘーゲルの哲学の本質を「絶対者(神)」と「人間的主体」の中間境域の思索的究明に求める。 【目次より】 序文 目次 I ドイツ観念論 絶対知の問題 II フィヒテ・知識学の本質とその内的動性 III シェリング・無底 『自由論』に於ける IV ヘーゲル・「吾々にとつて」 V ヘーゲル・思弁的聖金曜日 附録 西洋と東洋とに於ける「一即一切」の相違について
カント『道徳形而上学の基礎づけ』研究序説
稲葉 稔
国民とは何か
エルネスト・ルナン,長谷川 一年
ハイデガー 存在の歴史
高田 珠樹
カール・クラウス 闇にひとつ炬火あり
池内 紀
クリスマスマーケットのふしぎなよる
たなか 鮎子
ヨーロッパの歴史
アンリ・ピレンヌ,佐々木 克巳
宮田光雄思想史論集5:近代ドイツ政治思想史研究
宮田 光雄
ハイデッガーの思索
辻村 公一
おたのしみ弁当 吉田健一未収録エッセイ
吉田 健一
中世ヨーロッパの騎士
フランシス・ギース,椎野 淳
世界一豊かなスイスとそっくりな国ニッポン
川口 マーン 惠美
大学の理念 系譜と問題
高坂 正顕
1922- 2010。哲学者。京都大学名誉教授。京都帝国大学文学部卒業。文学博士。著書に、『ハイデッガー論攷』『ハイデッガーの思索』『ドイツ観念論断想 1』、訳書に『ハイデッガー選集 第8 野の道・ヘーベル一家の友』(共訳)『根拠律 ハイデッガー』(共訳)『思索の事柄へ ハイデッガー』(共訳)『ハイデッガー全集 第9巻 道標』(共訳)『ハイデッガー全集 第2巻 有と時』(共訳)など。