内容紹介
+ もっとみる
目次
- 凡例
- 序 感性の深層へ
- 1 「見る」と「見える」
- 2 「聞く」と「聞こえる」
- 3 アリストテレス『デ・アニマ』の場合
- 4 デカルトの「共通感覚」の場合
- 5 共通感覚の深層 ヘーゲルと共に、ヘーゲルと別の仕方で
- 第一部 ヘーゲル『精神現象学』における「感性」の射程
- 1 感性の外延的射程
- 2 『精神現象学』の全体構造の看取
- 3 「共通感覚」の新たな意味地平 非共通の共通感覚
- 第二部 感性論としての精神現象学
- 一 意識 知における感性の告示
- 1 感覚的確信
- 2 知覚
- 3 悟性
- 二 自己意識 共通感覚の地平開示
- 1 主人と奴隷
- 2 不幸な意識
- 三 理性 内面化した共通感覚としての共通 パトス
- 1 観察的理性 感性の身体面
- 2 行為的理性 共通感覚から共通 パトスへ
- 3 立法的理性と査法的理性 感性の深層としての「心性」
- 四 精神 人倫の次元における感性
- 1 人倫的精神 世界の開示性としてのパトス
- 2 自己疎外的精神 非共通の共通 パトス
- 3 自己確信的精神 絶対の他者と共有する共通 パトス
- 五 宗教 神と人との無限の隔りの中での共通 パトス
- 1 「宗教」の位置と意味
- 2 啓示宗教
- 3 「神は死んだ」という感情
- 六 絶対知 パトスの放擲と放下
- 1 「自己」という形式
- 2 時の止揚
- 3 感性の止揚
- 最終考察 「悲の現象論」の現在
- 1 後景回顧
- 2 前景展望
- あとがき
- 注
- 引用目録
- 人名索引
製品情報
製品名 | 感性の精神現象学 ヘーゲルと悲の現象論 |
---|---|
著者名 | 著:大橋 良介 |