正義、法‐権利、脱‐構築 現代フランス実践思想研究

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正義、法‐権利、脱‐構築 現代フランス実践思想研究
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内容紹介

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目次

  • 凡例
  • まえがき 現代思想状況
  • 第一部 正義と法‐権利
  • 序 問題の所在
  • I 現代アメリカ政治哲学 vs 現代フランス政治哲学
  • 一 正義とエピエイケイア ロールズ vs リクール
  • 二 主体は間‐主体的である、法と道徳の連節 ロールズ vs ルノー
  • 三 反省的判断力、政治の美学化か、歴史と法の目的論か アーレント vs リクール
  • 四 近代合理性の批判と再生、《droit》問題の明確化 アーレント vs ルノー&ソソエ
  • 五 文化の価値・権利の基準は?  Ch・テイラー vs P・リクール、A・ルノー& S・ムジュール
  • II 概念の関係図式 正義と法と権利
  • 一 正義、法、権利、係争と抗争、世界、神意と民意、《le reel》、《♀》、真理、乗り超え難い地平
  • 補 アメリカ独立革命 vs フランス大革命 人権と市民権
  • III L・フェリー& A・ルノーの「法‐権利」思想
  • 一 なぜ《droit》か、「正義」(justice)でなく……?
  • 二 《droit》: 自律化の流産 ルソー
  • 三 《droit》: 自律化の確立と不全 カント
  • 四 《droit》: 協律としての自律 フィヒテ
  • 五 フェリー&ルノー思想の独自性 vs 近現代諸思想、J・ハーバーマス 〈cogito〉はすでに〈co-agito〉である
  • 六 「法的ヒューマニズム」と「リベラル共和国」
  • IV B・クリージェルの「法‐権利」思想
  • 一 法と自然と人間本性 定義と立脚点
  • 二 系譜学 サラマンカ学派、ボーダン、ホッブズ、スピノザ、ロック
  • 三 多元性 国家の権利、人間の権利、市民の権利、民族の権利
  • 四 「共和国」と「デモクラシー」
  • 五 クリージェル vs フェリー&ルノー 相互反立
  • 六 法の批判主義 vs 法の自然主義 異相重合
  • V 真理、正義、法‐権利
  • 一 正義と真理 ロールズとハイデガー
  • 二 法‐権利と真理 フェリー&ルノー
  • 三 法‐権利と真理 クリージェル
  • 四 法と正義 デリダ
  • 五 真理と正義 A・バディウ
  • VI 異相変換 〈存在の真理〉から〈人‐間〉の〈法‐権利〉へ
  • 第二部 脱‐構築と理性の再建
  • 序 問題の所在
  • I デリダと「権利」の観念 そして、「権利」とハイデガー……?
  • II A・ルノーにおける《droit》と「正義」 新著をめぐる再考
  • III 理性の二つの顔:自同性&自異・自乗性 デリダと「実践」の思想
  • 一 (実定)法と正義
  • 二 「主権の無制約性」を脱‐構築する
  • 三 理性の「二つの顔」
  • 四 「自己免疫不全症候」と「オスピタリテ」
  • 五 「決断」と「引責」
  • 六 デリダと現代実践思想

製品情報

製品名 正義、法‐権利、脱‐構築 現代フランス実践思想研究
著者名 著:中田 光雄

著者紹介

著:中田 光雄(ナカタ ミツオ)

1939年生まれ。哲学者。筑波大学名誉教授。
東京大学教養学部教養学科フランス分科卒、同大学院人文科学研究科比較文学比較文化博士課程中退、パリ大学大学院哲学科博士課程。著書に、『抗争と遊戯』『文化・文明』『政治と哲学』『現代を哲学する』『正義、法-権利、脱-構築』『哲学とナショナリズム』『現代思想と<幾何学の起源> 』『差異と協成 』『創造力の論理 -テクノ・プラクシオロジー序論』など、
訳書に、シモーヌ・ヴェイユ『前キリスト教的直観、人格と聖なるもの(著作集第2巻)』シモーヌ・ヴェーユ『科学について』などがある。

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