人生の輝きが見えるのは、誰なのだろう。どのような時に、人は世界の輝きを見、また自らの生の輝きを見ることができるのだろう。そして、その輝きの中に見えてくるものは、いったい何だろうか。本書は、人生のスタート地点に立った者が、孤独のうちに問う、「私とは何か」「生きる意味とは何か」「人を信じることができるか」という問題をともに考え、答えを探る。自らを苦悩の淵へと追い込む嫉妬心や恐怖心、優柔不断な心に向き合い、古来の哲学者・文学者の言葉を導きに、これら負の部分の構造をつまびらかにしていく。学生との対話を源泉として、折々に綴られた各章は、人との出会いの不思議な恵みを語り、読者を生の喜びへと静かに誘う。 【目次より】 はじめに 1 私とは何か あなたとは何か 2 私はあなたを信じる 3 生きる意味について 4 喜びの形と悲しみの形 5 優柔不断論 6 嫉妬の構造 夏目漱石の『こころ』における試論 7 恐怖の構造 8 犠牲と献身 トマス・アクィナスにおける展開 9 出会いと別れ おわりに
壇蜜 Love Letter vol.1 写真集『あなたに祈りを』完全版 2011-2019 Premium archive デジタル写真集
西田 幸樹
夜明けのランプ
結城 信一
ハジケテマザレ
金原 ひとみ
中国の詩学認識 中世から近世への転換
浅見 洋二
孤独って素敵なこと
浜 美枝
短篇七芒星
舞城 王太郎
あなたは、あなたのままでいて Disney Princess Rule of Life
講談社,ウイザード・ノリリー
フッサール間主観性の現象学
浜渦 辰二
幻日/木山の話
沼田 真佑
畏れ入谷の彼女の柘榴
列
中村 文則
メルロ=ポンティの意味論
河野 哲也
1949年生まれ。哲学者。東京学芸大学教授。九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得。文学博士。専門は、西洋中世思想史、中世キリスト教哲学。著書に、『人生の星の輝き』『教養の源泉をたずねて』 『アウグスティヌスの探求構造』など、訳書に『アウグスティヌス著作集19/II: 詩編注解4』(共訳)などがある。