ルネサンス精神への旅 ジョアッキーノ・ダ・フィオーレからカッシーラーまで

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ルネサンス精神への旅 ジョアッキーノ・ダ・フィオーレからカッシーラーまで
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内容紹介

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目次

  • 緒言
  • Iキリスト教と世界
  • 第一章 ジョアッキーノ・ダ・フィオーレとコーラ・ディ・リエンツォ
  • 1  ルネサンスの起源 2 メタノイア(パエニテンティア、悔悛) 3 中世の黙示録的終末観
  • 第二章 ルーカ・シニョレッリの反キリスト
  • 1  オルヴィエートの町とシニョレッリの絵 2 ジョナサン・リースの研究 3 終末思想における反キリストの登場 おわりに
  • 第三章 ラウデージのコンパニーア 音楽史上の位置と意義を巡るノート
  • 1  映画〈眺めのいい部屋〉とコンパニーア 2 ラウデージの音楽活動とフィレンツェの歴史 3 社会の中の「プラトン・アカデミー」とカメラータ
  • II 社会とヒューマニズム文化の諸相
  • 第四章 ペトラルカとフィチーノにおける聖アウグスティヌス キリスト教・異教間の要としての教父
  • 1 聖ヒエロニュムス対キケロ 2 ペトラルカと聖アウグスティヌス 3 フィチーノと聖アウグスティヌス おわりに
  • 第五章 フマニタス研究とアグリコラ ルネサンス・ヒューマニズムの成立と発展
  • 1  日本とフランス・「ユマニスム」 2 イタリアにおけるフマニタス研究 特にブルーニの場合 3 ドイツ・「フマニスムス」とイタリア 4 アグリコラの略伝と『ペトラルカ伝』
  • 第六章 パラゴーネと科学的方法論
  • はじめに 1  優劣論争 2 科学の優位 3 ガリレオとアリストテレス
  • 第七章 日記・伝記・系譜
  • 一 イタリア・ルネサンス期の日記 西欧の古記録が語るもの
  • はじめに 1  近代西欧の日記の起源 2 秘密帳簿・覚書としての日記 3 商人一族の日記 4 歴史意識・自己意識の伝統
  • 二 東西の日記 その共通性と独自性
  • 1  日記の動機と型 2 日記と新聞・手紙との類似性 3 西欧の日記観 個人主義の成立の相の下に
  • 三 西欧における伝記文学の伝統 ルネサンスの役割と貢献
  • はじめに 1  伝記と歴史叙述 2 古典翻訳と人物描写
  • 四 西欧社会における名字と系譜
  • はじめに 1  本名と変名 2 一族の印 3 市民一族の高貴化
  • III ルネサンスと近代
  • 第八章 近世ヨーロッパとメディチ家
  • はじめに 1  メディチ家教皇時代 2 二人のフランス王妃と国際関係 3 アレッサンドロ、イッポーリトとロレンザッチョ 4 カトリック改革時代の教皇とコジモ一世 おわりに
  • 第九章 ジョヴァンニ・ピーコの『演説』考 「英雄の恋」とその意義
  • はじめに 1  ピーコとマルゲリータ 2 苦悩するピーコ 3 『演説』の解釈 4 『演説』とその他のピーコ作品 おわりに
  • 第十章 ゲーテとイタリア・ルネサンス 特に不死性を巡って
  • 1  近代三百年 2 主観と客観 3 ゲーテとフィチーノにおける不死性思想 4 フィチーノの読書家ゲーテ
  • 第十一章 カッシーラーの思想とルネサンス観
  • 1  多面的思想史家 2 研究の方法と態度 3 プラトン主義と近代 4 カッシーラーとヴァールブルク学派
  • おわりに
  • あとがき
  • 参考文献一覧

製品情報

製品名 ルネサンス精神への旅 ジョアッキーノ・ダ・フィオーレからカッシーラーまで
著者名 著:根占 献一

著者紹介

著:根占 献一(ネジメ ケンイチ)

1949年生まれ。西洋史家。学習院女子大学名誉教授。専門はルネサンス文化史、思想史。
早稲田大学第一文学部(西洋史)、同大学院文学研究科修士課程、同大学院同研究科博士課程満期退学。文学博士。
著書に、『イタリア・ルネサンスの霊魂論』(編著・編訳) 『ロレンツォ・デ・メディチ』(マルコ・ポーロ賞)『東西ルネサンスの邂逅』『フィレンツェ共和国のヒューマニスト イタリア・ルネサンス研究 [正]』『共和国のプラトン的世界 イタリア・ルネサンス研究 続』『ルネサンス精神への旅』『イタリア・ルネサンスとアジア日本』『ルネサンス文化人の世界』など、
訳書に、クリステラー『イタリア・ルネサンスの哲学者』(共訳)『原典イタリア・ルネサンス人文主義』(共訳)『原典ルネサンス自然学』(共訳)ハービソン『キリスト教的学識者』(共訳)などがある。

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