内容紹介
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目次
- I
- 1 神の平和と地の平和 《平和》の原型
- 一 古代オリエントの平和思想
- 二 古代ユダヤ教の平和思想
- 三 原始キリスト教の平和思想
- 四 神の平和と地の平和
- 2 キリスト教平和運動の思想
- 一 まえおき 問題の限定
- 二 キリスト教平和運動の伝統
- 三 現代のキリスト教平和運動
- 四 エキュメニズムの平和運動
- 五 終末論と平和運動
- 付論 社会主義社会の宗教と平和 平和と暴力との見方について
- II
- 3 近代思想史の平和構想
- 一 国際権力秩序のモデル 世界国家と勢力均衡
- 二 国際経済秩序のモデル 自由貿易と自給自足
- 三 政治=社会体制のモデル デモクラシーと社会主義
- 四 人間の心理=行動モデル 攻撃性と破壊性
- むすび 《民衆の平和》のための教訓
- 付論 グローバリゼーションの只中で 《文明の衝突》から《世界エートス》へ
- 4 カントの平和論と現代
- 一 永遠平和とカント哲学
- 二 永遠平和のカント的条件
- 三 永遠平和の歴史哲学
- 四 永遠平和の理論と実践
- 五 カントと現代世界の平和
- 5 クラウゼヴィッツの戦争論と現代
- 一 クラウゼヴィッツとその時代
- 二 『戦争論』の基本的視座 理念型としての《絶対戦争》
- 三 『戦争論』の中心思想 戦争と政治との構造的連関
- 四 クラウゼヴィッツとファシズム 《全体戦争》論の問題
- 五 クラウゼヴィッツと現代 革命戦争と核戦争の問題
- 6 政治における敵味方の論理
- 一 《敵 味方》という考え方
- 二 カール・シュミットの《友 敵》理論
- 三 エルンスト・ユンガーとヒトラー
- 四 《敵 味方》的思考の政治機能
- 五 《敵 味方》的思考を超えて
- 7 平和倫理としての生への畏敬 アルバート・シュヴァイツァーの平和思想
- 一 現代への問いとしてのシュヴァイツァー
- 二 《生への畏敬》の倫理
- 三 平和か核戦争か
- 四 現代の平和とシュヴァイツァーの遺産
- 五 南北問題とランバレネの証し
- III
- 8 核の迷信からの脱却
- 一 核の迷信の戦略思想
- 二 核の迷信の認識構造
- 三 《軍備管理》の方法
- 四 非核武装への展望
- 9 非武装国民抵抗の構想
- 一 非武装の防衛構想
- 二 国を守るとは何か
- 三 非暴力抵抗の形態
- 四 非武装と平和外交
- 五 国民抵抗と民主主義
- 10 国を守るとは何か
- 一 偏見の壁を破って
- 二 国を守るとは何か
- 三 核の威嚇に抗して
- 四 武器によらない市民抵抗=《戦略》モデル
- 五 武器によらない市民抵抗=《戦術》モデル
- 六 市民抵抗のための国づくり
- あとがき 解説と解題に代えて
製品情報
製品名 | 宮田光雄思想史論集1:平和思想史研究 |
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著者名 | 著:宮田 光雄 |