共和国のプラトン的世界 イタリア・ルネサンス研究 続

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共和国のプラトン的世界 イタリア・ルネサンス研究 続
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内容紹介

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目次

  • 第一章 フィチーノとプラトン・アカデミーの社会
  • (一) ジェンティーレの古写本研究
  • (二) 家庭教師から「アカデミー」の頭首ヘ 発見された新史料
  • (三) アカデミーの有無をめぐる問題
  • (四) アカデミーと信心会
  • (五) ロレンツォ・ピサーノとフィレンツェ文化
  • 第二章 市民社会におけるフマニタス概念 フィチーノ書簡に見る愛と美と倫理思想
  • (一) フマニタスとフマニタス研究
  • (二) 書簡「フマニタスについて」
  • (三) 書簡「幸運は運命に、真の幸福は徳に」
  • (四) 書簡「結婚礼賛」
  • 第三章 フィチーノとロレンツォの幸福論 メチェナティズモに見られる哲学的関係
  • (一) イタリア・ルネサンスという時代
  • (二) フォルトゥーナの意味と対策
  • (三) 内面的精神と真の歓喜
  • (四) ロレンツォの詩『論争』とフィチーノの幸福論
  • (五) 知と愛
  • (六) 個と時代の不幸
  • 第四章 メディチ体制とリヌッチーニの『自由をめぐる対話』
  • (一) メディチ体制と自由
  • (二) フィレンツェ史の展開とアラマンノ・リヌッチーニ
  • (三) アラマンノ・リヌッチーニの自由観
  • (四) 自由の喪失感
  • 第五章 プラトン・アカデミーからオルティ・オリチェッラーリへ メディチ家=指導者像の形成過程と文化
  • (一) アカデミーと転換期の政治一族
  • (二) コスモスの反映としての自然と社会
  • (三) オルティ・オリチェッラーリの文化的・政治的世界
  • (四) ロレンツォとその時代の回顧
  • 結語
  • 付論 フィチーノ書簡「歴史礼賛」と近代的思惟 プラトン主義的伝統と歴史主義
  • あとがき
  • 研究文献(イタリア・ルネサンス研究)

製品情報

製品名 共和国のプラトン的世界 イタリア・ルネサンス研究 続
著者名 著:根占 献一

著者紹介

著:根占 献一(ネジメ ケンイチ)

1949年生まれ。西洋史家。学習院女子大学名誉教授。専門はルネサンス文化史、思想史。
早稲田大学第一文学部(西洋史)、同大学院文学研究科修士課程、同大学院同研究科博士課程満期退学。文学博士。
著書に、『イタリア・ルネサンスの霊魂論』(編著・編訳) 『ロレンツォ・デ・メディチ』(マルコ・ポーロ賞)『東西ルネサンスの邂逅』『フィレンツェ共和国のヒューマニスト イタリア・ルネサンス研究 [正]』『共和国のプラトン的世界 イタリア・ルネサンス研究 続』『ルネサンス精神への旅』『イタリア・ルネサンスとアジア日本』『ルネサンス文化人の世界』など、
訳書に、クリステラー『イタリア・ルネサンスの哲学者』(共訳)『原典イタリア・ルネサンス人文主義』(共訳)『原典ルネサンス自然学』(共訳)ハービソン『キリスト教的学識者』(共訳)などがある。

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