ライプニッツの認識論 懐疑主義との対決

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ライプニッツの認識論 懐疑主義との対決
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内容紹介

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目次

  • 凡例
  • 序 ライプニッツの哲学を認識論として読む
  • 第一章 懐疑主義と認識論 ライプニッツ読解の一視角
  • 第一節 「物体論」批判 ホッブズと若いライプニッツ
  • 1 挑発するホッブズ 2 心的存在の一次性と充足根拠律
  • 第二節 デカルト以後の懐疑主義「観念」から「表現」へ
  • 1 ワトソンのテーゼ(フーシェとライプニッツ) 2 「観念」と懐疑 3 表現概念の形成 4 予定調和説と「構造的類比」の意味論
  • 第三節 「自由意志」の認識問題 スピノザとライプニッツ
  • 1 実践の形而上学 2 「自由の迷宮」 3 スピノザ批判の認識論的意義
  • 第二章 論理と認識 論理主義的ライプニッツ解釈の批判
  • 第四節 概念分析的真理論と認識論的問題
  • 1 観念と内属 2 内属原理と根拠律
  • 第五節 内属の論理学の問題構成 計算と「述語」の分析
  • 1 形式化と算術化 2 内包と外延の可換性 3 主語は述語を「含意」する 4 内包的観点からの伝統論理学の構成 5 述語としての「存在」
  • 第六節 内属論理の「臨界」としての「関係命題」
  • 1 内属・関係・反省 2 述語としての「関係」 3 関係命題の「還元」 4 反省行為とモナドロジー
  • 第三章 認識と言語 構造的類比の「意味論」
  • 第七節 反省行為と言語「ライプニッツのコギト」へ
  • 1 統覚理論のバイアス 2 統覚・分析的認識・表現的関係 3 ホッブズ的「思考」とデカルト的コギトの間
  • 第八節 自然言語の「意味論」
  • 1 ライプニッツの二つの顔 2 「記号の恣意性」のテーゼ 3 多様性と多義性 4 言語哲学と認識論
  • 第九節 直観と論理 デカルトとライプニッツ
  • 1 「直観主義対形式主義」 2 デカルト方法論への批判 3 明証の論理基準 4 記号のダイナミズム
  • 第四章 認識と方法 類比・発見・最適
  • 第十節 現象と実在 発見のための構成
  • 1 力学と形而上学 2 力学的実在の探究あるいは「連続体合成の迷宮」 3 「内在力」と「知解可能なもの」 4 存在論と「真の論理学」
  • 第十一節 発見法としての「真の論理学」
  • 1 「真の論理学」=発見法=形而上学 2 仮説の方法論 3 アナロジーの論理構造 4 認識の形而上学
  • 第十二節 「最善」の認識可能性「弁神論」の方法論
  • 1 「信」と「知」 2 弁神論の論証構造 3 認識論的問題としての最適
  • 第五章 認識論とモナドロジー
  • 第十三節 ピュロニズムとモナドロジー
  • 1 「根拠の同値」批判 2 懐疑主義の自己論駁 3 パースペクティヴィズムの実在論的性格 4 「第一の真理」 5 仮説のプラグマティズム 6 「アグリッパのトリレンマ」
  • 第十四節 モナドロジックな「心の哲学」の可能性
  • 1 「心的存在者」としてのモナド 2 ロックの人格の同一性論への批判 3 プラグマティックな合理性 4 モナドロジーの「自然化」
  • 第十五節 モナドロジックな「実在論」
  • 1 二つの形而上学 2 「適合性」としての充足根拠 3 「完全性」としての実在性 4 連続主義と構成主義

製品情報

製品名 ライプニッツの認識論 懐疑主義との対決
著者名 著:松田 毅

著者紹介

著:松田 毅(マツダ ツヨシ)

1956年、岡山県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位修得退学。哲学博士(ドイツ連邦共和国オスナアブリュック大学)。九州芸術工科大学助教授を経て、現在、神戸大学大学院教授。専門は、西洋近現代哲学。
著書に、『ライプニッツの認識論』『哲学の歴史』第五巻(共著)『ライプニッツ読本』(共著)『部分と全体の哲学』(編著)『世界哲学史6』(共著)など、
訳書に、R・フィンスター+G・ファン・デン・ホイフェル『ライプニッツ』(共訳)クリスティン・シュレーダー=フレチェット『環境リスクと合理的意思決定』(監訳)『ライプニッツ著作集』第II期第3巻(共訳)など。

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